発達障害の人が受けられる支援って何?仕事やお金の支援があります!

支援制度

こんにちは!ふむふむ(@Humuhumu)です。

前回の記事では、

発達障害かどうかの診断が下されるメリット・デメリットについて解説しました。

前回の記事↓↓

発達障害に診断名は必要?!メリット・デメリット
発達障害かも?と思ったときに、診断をつけるかどうかはそういう人皆が直面する悩み。メリットとデメリットについて考えてみました。

 

発達障害は、生活の様々なところに影響してくるので、
支援を受けられるかどうかは、
生きづらさに大きく影響してきます。

 

それで今回の記事では、

なかなか、自分から調べないと人からは教えてもらえない、

発達障害者が受ける事のできる制度

そして

制度の利用方法についてご紹介します。

 

でもその前に、私が病院を変えてADHD外来に行ったときのことをお話しします。

 

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どうやって支援を受けられたのか?まずは、診察から診断まで

わたしは最初の病院からADHD外来のある病院を変えたので、

まず初めの診察では、どんな理由でここに来たのかや、

どんなことを困っているか、何を一番解決したいか、

ということを尋ねられました。

 

その中で私があげたのが経済的な問題。

そのことについて話すと、

 

「自立支援は申請できますし、手帳も取れるかもしれません。」

 

前の病院では、どちらの支援も無理だと言われたのに、

あまりに違う対応だったので衝撃を受けました。

 

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診断はついたのか?

診断は「自閉症スペクトラム」と言われました。

通院を重ね、困りごとが多いということから、

ADHDの薬を試してみるかどうかも尋ねられました。

 

※ADHDの薬について詳しくはこちらの記事で↓↓

発達障害に効く薬はあるのか?正しい効果が出る方法や副作用について知っておきたい3つのポイント
発達障害に効果がある薬があることをご存知でしょうか?正しい理解と、正しい飲み方であれば、その効果を感じられます。私が服用しているコンサータについて、注意点などをまとめてみました!

 

ADHDの薬にも幾つか種類がありますが、

わたしは、「コンサータ」というクスリをもらいました。

このクスリは、登録された医師しか処方できないクスリです。

 

一番最初に病院を探す際に、

「コンサータが出せる医師がいますか?」と聞いてから病院に行くのも良い方法です。

参考:メディカルノートADHDが疑われた場合はどこへ行く?病院選びのポイント

 

診断を受けた後の支援について

診断がついた後、わたしは3つの支援を受けられるようになりました。

まずその支援の一つ一つについて解説します。

 

診断後受けられた3つの支援制度とは?

私が実際に受けている支援は、大きく分けて3つ。

1、自立支援医療制度

2、精神障害者手帳

3、障害年金

今回はこの3つに絞ってご紹介します!

1、自立支援医療制度

ざっくりいうと、

病院にかかる費用(診察料など)や、

クスリに関わる費用(薬代、調剤料など)1割負担になります!

厳密にいうと、条件などがありますが、多くの方が1割です。

発達障害は、精神障害のくくりに入れられているので、

その治療にかかった部分が援助してもらえる制度なのです!

風邪のクスリなど、医師から認められた治療以外はNGなんだけどね。

2.精神障害者手帳

発達障害で、あてはまる障害者手帳は、

・精神障害者保険福祉手帳(その名のとおり精神障害)

・療育手帳(これは知的障害)

2種類で、どちらになるかはそれぞれによって

異なりますが、

精神障害者手帳の方が、当てはまる可能性が高いので、

今回はこちらだけ、ご紹介です。

私も精神の手帳を持っています。

 

手帳にも級があり1級、2級、3級の順で、

症状が重い>軽いとなっています。

これがあると様々なサービスが受けられます。

 

全ては書ききれませんが、ひとつ挙げてみると、

障害者雇用枠で仕事が探せるということです。

民間企業の法定雇用率は2.2%です。従業員を45.5人以上雇用している企業は、障害者を1人以上雇用しなければなりません。

引用:厚生労働省 事業主の方へ

※平成30年4月1日から、2.2%に引き上げになりました。

 

100人に2人の障害者を雇わなければならないという法律があるのです。

平成30(2018)4月1日に、内容が改正されて、

今まで含まれていなかった精神障害者もこの中に含まれるようになりました!

 

 

3、障害年金

障害年金は、病気やケガによって生活や仕事などが制限されるようになった場合に、現役世代の方も含めて受け取ることができる年金です。

障害年金には「障害基礎年金」「障害厚生年金」があり、病気やケガで初めて医師の診療を受けたときに国民年金に加入していた場合は「障害基礎年金」、厚生年金に加入していた場合は「障害厚生年金」が請求できます。

引用:日本年金機構 障害年金

 

障害によって働けない状態の場合、

20歳以上から受け取ることのできる年金です。

もらえるか、どうかは状況によって異なります。

 

年金は、この3つのうちでもっともハードルが高いです。

「申請が大変そうだし、私ももらえないんじゃないか」と思っていましたが、

相談して年金を受け取ることができました。

自分は?と思ったら病院の先生に相談するのが一番です。

 

どうしたら支援を受けられるか?

 

どの支援についても同じような手順をたどりますが、

ひとつひとつが複雑なので、おおまかにご紹介します。

 

 

 

 

1、自立支援医療制度

  • まずは、病院の先生に聞いてみる

先生にこの制度が利用できるかを尋ねてからにします。

  • 住んでいる市町村の窓口で、申請書類をもらう。

 

  • 病院の先生に診断書を書いてもらう。

実費なので、少しお金がかかります。

  • 必要な書類と一緒に、市町村窓口で申請する。

自治体によって違いはあるかもしれませんが、23ヶ月かかりました

 

2、精神障害者手帳

  • まずは、病院の先生に聞いてみる

先生にこの制度が利用できるかを尋ねてからにします。

こちらは、初診日から6ヶ月経っていないといけません。

  • 住んでいる市町村の窓口で、申請書類をもらう。
  • 病院の先生に診断書を書いてもらう。

実費なので少しお金がかかります。

  • 必要な書類と一緒に、市町村窓口で申請する。

手帳に貼り付ける写真も必要になります。

自治体によって違いはあるかもしれませんが、3ヶ月以上かかりました。

 

 

自立支援と手帳は2つ一緒に申請できるから、どっちも当てはまる人は両方一緒に!するのがおすすめです

 

3、障害年金

  • まずは、病院の先生に聞いてみる

先生にこの制度が利用できるかを尋ねてからにします。

  • 行政書士など専門職の人に相談する。

発達障害専門のところを探します。

専門の人に頼まず、自分で申請することもできなくはありませんが、

申請書類の記入が難解なので、  お願いして良かったです。

  • 窓口で、申請書類をもらう。

年金の種類で窓口が変わるようなので、相談するのがおすすめです。

  • 病院の先生に診断書を書いてもらう。

実費なので少しお金がかかります。

年金は、診断書のほかにも、

初診日を証明する書類なども必要になります。

  • 病歴・就労状況等申立書を書く。

病気が発生したときからの状況を記入します。

発達障害だと、生まれた時からのことを家族などに尋ねながら作成する

必要があります。

※病歴が長い方は、これがかなり大変だと思います。

 

私は、行政書士の方にお願いしたので

「聞き取り」があり、

記入したものを確認しながら、作成してもらいました。

  • 必要な書類と一緒に、窓口で申請する。

場所による違いはあると思いますが、結果まで半年くらいかかりました。

 

まとめ

どの支援も、申請すればもらえる、というものではなく

審査があり通らないケースもあります。

ですから、かかりつけの病院に相談するのが良いです。

そして、大切なのは

良い病院を見つけること。

診断を受けられなければ、支援を受けるためのスタートラインにつくこともできません。

是非、良い病院、先生を見つけてください。

 

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