発達障害、自閉症、ADHDとは?
早速ですが…○×クイズです。
①発達障害は昔は無かった、最近の病気である。
②発達障害は子どもの病気である。
③発達障害は、親のしつけが悪いから、又は、甘やかしすぎなどが原因である。
答えは…
ひとつずつ見ていきましょう!
①発達障害は昔は無かった、最近の病気である。
発達障害は、最近よく注目されるようになりましたが、
昔からある病気です。
注目が集まっているのは、研究が進むにつれて、様々なことが分かってきたからです。
また、発達障害の人が増えているという意見もあります。
しかし、原因はハッキリ分かっていないので、研究が進められている段階。
分類や医療用語が変化したりしていますが、
自閉症、アスペルガー症候群、ADHD、広汎性発達障害、自閉症スペクトラムなど
と呼ばれたりします。
※ひとつ、ひとつの違いは難しすぎるので、専門のお医者さんに説明はおまかせします。 すみません!
②発達障害は子どもの病気である。
発達障害は、「病気」「障害」という言葉が使われますが、多くの場合、
生まれ持つものであり、その人の“個性”や“性格”のようなものとも言えます。
大きくなると治るというようなものではないのです。
ですから、大人の発達障害もあります。
ただし、
子どもと大人では、発達障害の特性・特徴が異なります。
そのため、人によっては
小さい頃は問題が少なかったのに、大人になってから困難を抱えるケースや、
逆に小さい頃問題をよく起こしていた子が、大人になって落ち着くというケースもあり、
人によってさまざまです。
③発達障害は、親のしつけが悪いから、又は、甘やかしすぎなどが原因である。
発達障害を持つ子どもの親は、こんな風に責められてしまうことがあります。
実際は違うのです。
発達障害は、
“主に脳の機能的な問題が原因で子供の発育や成長に遅れや歪みが生じるもの。”
引用:e-ヘルスネット
現段階では、脳の障害とされています。
他には、環境や、遺伝などが関わっているという場合もあるようです。
私自身も親が発達障害を持っているので、遺伝は大きく関わると感じます。
しかし、親の育て方で発達障害になる、ということはありません。
発達障害は生まれ持った性格だからです。
人間はみんな、得意・不得意なことがありますが、
得意・不得意の凸凹が大きいというのが発達障害の特徴です。
どこで診断されるの?
発達障害は、
小児科、精神科、心療内科などの専門の診療科で診断・治療してもらえます。
専門の病院であるかがとても重要です。
私は最初に診察をうけた場所で、少し嫌な思いをしました。
病院選びについては、別記事でお伝えしたいと思います。
2005年4月に「発達障害者支援法」が施行されてから、政府や法人からの支援も充実しています。
私もたくさんお世話になっているので、少しずつその支援についてもお伝えしたいと思います。
治るものなの?
発達障害は、治るか?…
「風邪が治る」のように完全に無くなるということはありません。
残念ながら。
でも、
環境や工夫次第で変われることもあります。
医療の進歩で、様々な治療法もあります。
※私は、現在、薬の力も借りながら生活しています。
もちろん、
普通の生活を送って、幸せに生活している人もいますし、
得意分野で成功しているすごい偉人もいます。
…とは言っても私自身も、問題に圧倒されそうになることは多々あるのは確かです。
たくさん苦労をするのも確かです。
でも、
この発達障害は、凸凹が大きいと言いましたが、
必ず不得意なことだけでなく、
得意なこと、大好きなこと、夢中になれることが見つかるはずです!
発達障害であっても、「凸」の部分は得意なことだからです。
発達障害の人ができる工夫についてこちらの記事もあわせてどうぞ→
コメント