こんにちは!フムフム(@Humuhumu)です。
食事は生活の中で欠かせないもの。しかし・・・
「食べること」に関連した悩みを感じている方は多いと思います。
「食生活が乱れがち…」
「人との食事が苦手…」
「子供がなかなか食べてくれない…」
毎日のことだからこそ美味しく、楽しく食べたいですよね!
それで、
- 食に関する悩みの一例と原因
- それぞれの対処法
についてこの記事で取り上げたいと思います!
偏食
発達障害の方で「好き嫌いが多い」、または「小さい頃、好き嫌いが多かった」という人は多いです。
偏食がなぜ困るかというと、
- 栄養バランスの心配
- 外食、給食が食べられない
- 子供の場合、親のしつけが悪いと非難されることも etc…
私の母は小さい頃、給食を無理やり食べさせられて
よく吐いてしまっていたそうです・・・
残すのは行儀が悪いこと、残してはいけないと教えられてきたという人もきっと多いと思います。
でも、無理やり食べさせるのはいい対処法?でしょうか……。
発達障害の偏食への対処法
自分で食べる美味しさを感じる経験をする
買ってきたものではなく、「自分が育てた」というものは不思議と別物です。
食べる楽しさから、食への恐怖感や不安感を軽減できるようになったという人もいます。
無理やり食べさせない
経験された方は分かるかもしれません。。
無理やり食べさせるのはNG。
もっと嫌いになってしまいます…。
小さい頃の、無理やり食べさせられた経験が大人になってもトラウマになっているという人は多いようです。
嫌いな食べ物には、ほとんどの場合「きちんとした理由があるので」食べられません。
その理由を知って対処すれば、ちゃんと食べられるようになることもあります!
壁となる問題の1つは、次に挙げている「感覚過敏」です。
感覚過敏
感覚過敏とは、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚などの五感が鋭すぎて、他の人には些細な刺激でも、大きい刺激に感じてしまうことです。
実は、この五感ほぼすべてが「食べること」にも関係しています。
感覚過敏によって、食べることがこんな風に難しくなることがあります。
- ある食べ物の、匂い・味・食感が苦手で食べられない。
- 他の人には分からない違いを感じ、違和感で食べられない。
- 生鮮食品の、時間が経ち、味が落ちたのを感じてしまい食べられない。
- 色んな味・匂いが混ざっていると食べられない。
- 食べると消化器官の動きや、血圧の上昇から、気持ち悪く感じたり、痛く感じたりしてしまう。etc…
これらは、人には分からないものを感じてしまうゆえの苦しみなので、人には理解されず「わがまま」だと言われ、辛い思いをする人も多いのです。
「わがまま」という言葉だけでは片付けられない、感覚過敏の苦労は、上に挙げた以外にもたくさんあります。
人によって感じ方・感じ方の度合いは様々です。
感覚過敏への対処法
調理法などの工夫
どんなものに対し、どんな苦痛を感じるのかによって対処法は違います。
でも、例えば
「野菜のシャキシャキした、生っぽいのが苦手」
「加熱されていないと、においが気になる」という場合はよく加熱するなどの調理方法の改善で克服出来ることもあります。
同じ食べ物であっても、調理法や、色・形など見た目、温度、食感を変化させる工夫によって食べられるという人もいます。
新鮮で、身体に優しいものを選ぶ
生鮮食品の場合は、新鮮なものや、農薬の少ない身体に優しいものを選ぶことができます。
過敏な人の中には、添加物や農薬などを敏感に感じ取ってしまう人も中にはいます。
東京育ちの私の母の場合は、かなりの偏食だったのに、北海道に行ってから、海産物・牛乳は新鮮、野菜もなんでも美味しい、と感じられるようになりました。
「初めて美味しさを知った」そうです。
でも、北海道に移住するわけにもいかないので…厳選された商品を扱った食材の宅配がオススメです。
スーパーではなかなか買うことができないものも、購入できます。
ちなみに、私のおススメは
Oisix と、 生協の宅配パルシステム です。
「Oisix」の商品は食べると本当に感動もの!
野菜も牛乳も、「本物」は違いますね。
ただし、難点はいいものだけに結構、お値段してしまうところ・・・。
私自身が現在利用しているのは、生協の宅配パルシステム
品質も良く、値段はそれほど高いとは感じません。
こちらの生協は、対象範囲が東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城・群馬・山梨・静岡・福島・栃木のみです。
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また、こちらは神奈川県・静岡県・山梨県の方が対象です。
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それ以外の地域でも名前が違った生協はあると思いますので地域に合わせて利用できます。
感覚鈍麻
感覚鈍麻は、その名の通り、感覚過敏とは真逆で、とても鈍感なことです。
過敏と鈍麻は、真逆の性質ですが、どっちか一つというわけではなく、どちらも持っているという人もいます。
例えば、においや味に敏感だけど、空腹感に気づかないことがあるなどのケースです。
感覚鈍麻は、こんな問題を引き起こします。
- 空腹を感じず、倒れそうになって気づく
- 満腹を感じず、吐くまで食べてしまう
- 喉の渇きに気づかず、水分不足に
- 味覚が鈍感で、腐っているものも食べてしまう
敏感も大変ですが、鈍感もまた、問題です。
私は味覚が鈍感で、味見をしててもマズイ料理を良く作りますし…「これ、美味しいよ!」って人に言っても
「え~マズイ」と言われてしまうのが悩みです・・・(泣)。
感覚鈍麻への対処法
管理する訓練をする
空腹や、喉の渇きに気づかないという場合は、
時間になったら人に呼びかけてもらったり、タイマーをセットしておくなど、時間になったら食べる、飲むという習慣をつけることができます。
反対に、満腹感に気づかないという場合は、適正量を把握できるように、一人ずつの量にしておくこともできます。
管理をするという積み重ねの「経験」によって改善された人もいます。
環境の整備
空腹を感じないという人でも、「周りが美味しそうに食べていると、自然に食欲がでる」ということがあるようです。
安心して、楽しく食べられる環境があると、
自分の必要に感じやすくなるのかもしれません。
生活リズムや、スケジュールの調整によって、時間を設けるという努力も改善に良いと思います。
こだわり
発達障害のこだわりは、食習慣にもあらわれます。
- この時間に食べないとイライラする
- 食べ方の順番があり、守らないとパニック
- この組み合わせでないと、食べられない、という食べ合わせのこだわり
- マイ箸じゃないと食が進まない、などの食器へのこだわり
- いったん好きになったものは、ずっとそればかり食べ続ける
- この食材はこのメーカーと決めていて、それ以外は食べない etc…
周りからみると、不思議に思われるようなこだわりがある場合があります。
マイルールに従うことで本人は「安心感」を得ている場合があるので、それを直されたり、矯正されたりすると、イライラしたり、パニックに陥ってしまうのです。
こだわりへの対処法
健康や周囲に危害が及ばないなら、直さなくてもOK
発達障害のこだわりは、上にも挙げたように自分を落ち着かせるためにする行動である場合があります。
こだわりを持つ本人は、「自分の食器を使わせて欲しい」などと、周囲に理解を求めてみることもできるかもしれません。
害があるなら、それを本人に気づかせる
こだわりの中には、「同じものを食べ続けて、身体を壊した」などと、何かしらの“害”が及んでしまうこだわりもあります。
私も、ヨーグルトにハマりすぎて、毎日1リットルぐらい食べていたら、みるみる太ってしまったことがあります。(笑)
弟2号は、牛乳を水代わりに毎日、やはり1リットル以上飲んでいたら、化膿性汗腺炎になってしまい、かなり痛い思いをしました。
誰もが同じ食材で病気になる、とは限りませんが
どんなものでも、限度を超えれば毒になります。
あまりにも健康に被害が及ぶようなら、周りが優しく気づかせてあげると本人も気づいて改善できるかもしれません。
食事環境
発達障害を持つ方のなかには、慣れない環境への不安が大きい人や周りの環境の変化についていくことが苦手な人もいます。
そのため、食事に関しても困難を覚える場合があります。
- 知らないところでの、外食が苦手
- 一緒に食事をする人、食事の場所などの環境の変化が苦手
- 人との食事がストレス
- 他の人や、周りに気をとられて食事どころでなくなる etc…
食事は人付き合いとも密接に関係してくるものでもあるので、この点で誤解を招くと、人間関係にも影響してしまうケースもあります。
私も、普段は食べるのが大好きなのに、人との食事となると緊張して、箸が進みません。。。
食事環境の困難への対処法
“心がまえ”でストレス軽減
あらかじめの計画が伝えられていると、状況を予期できるので不安感が軽減されるという人もいます。
経験を積むことで改善も
経験値が上がることで次第に新しい場所に対する恐怖も薄れていくのではないかと考える。
この研究結果では、恐怖感が年齢が上がることで減少する傾向があるとのことです。
様々な環境で食べるという経験を、積み重ねることで慣れてくるというのは確かに私もそうでした。
大きくなるにつれて、いろんな場所で食べるという必要が出てきますが、慣れによって克服していけるので、小さいうちから様々な経験をしておくのは大切です。
不器用さ
手先が上手く使えない、という発達障害の特徴を持つ人も多くいます。
- はしが上手く使えない
- 果物の皮をむいたりするのが苦手
- 食べ方が汚いといわれてしまう
- よくこぼす
- つかう道具(はし、フォーク、スプーンなど)によっては食べるのに時間がかかる etc…
私も、とーっても不器用です。食べるのが遅く、人前だと余計に緊張して…。よくこぼします。
不器用さへの対処法
使いやすい食器を見つける
これは、外出先では不可能ですが、家では実践できます。
汁物をこぼしたり、コップを倒してこぼしてしまわないようにある程度ずっしりした、倒れにくい食器を選びましょう。
私は、100円ショップの食器でも十分だと思います。
割れてしまったときのショックも少ないですし!
さらに、プラスチックや木製のカトラリーやお箸を使うようにするのも良いと思います。
不器用な人が金属のナイフやフォークを使うと、自分も周りも不快になってしまいますので。
こぼれた時のための対策をする
これも、自宅に限りますが…こぼす、ということは前提で、掃除がしやすい食卓環境にしておくのもオススメです。
まとめ
発達障害による「食べること」に関する問題は、思ったよりも多いことが分かりました。
大切なポイントとしては、
POINT
- 「感覚の鋭さ・鈍さ」に対処する
- 「変化の弱さ」に対処する
- 無理を強いると逆効果なので、できる“工夫”をする
これらのポイントを抑えて、「食べること」が困難ではなく、“楽しく”なりますように!
最後までお読み頂きありがとうございます!
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