こんにちは!フムフム(@Humuhumu)です。
わたしは典型的な?絵にかいたような「仕事ができない人」です…泣。
わたしは発達障害があることが
”仕事ができないゆえに” 分かりました。
今回は、
「発達障害の人が“仕事できない人”といわれる(いわれやすい)のはなぜか?」
という点と、
私が今まで経験した仕事と、その仕事についていたときのエピソード・経験
を書いてみたいと思います。
発達障害の方、発達障害の疑いがある、という方が
仕事を選ぶときに参考になればと思います!
発達障害だと仕事ができないのか?
そんなことはないです!
発達障害でも仕事ができる人もいます。
それは、発達障害の人に向いている職種、向いていない職種というものがあるからです。
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発達障害の人に向いている仕事
発達障害の人に向いている、とされる仕事には次のようなものがあります。
一つの事柄に集中するような、単純的な仕事に能力を発揮する。
POINTその人の興味がある分野、得意分野で能力を発揮する。
一つのことだけでなく、変化がある方が良い。
発達障害の人に向いていない仕事
一方、向いていないとされている仕事はこのようなものがあります。
POINTコミュニケーション能力が必要なもの、
マルチタスクが要求される仕事は苦手な事が多い。
POINTコミュニケーション能力はある場合もあるが、
ASDの人と同じく、マルチタスクが苦手。
また、継続的に集中力が必要なものは、苦手な場合が多い。
参考:atGP 発達障害の方でも向いている・できる仕事について解説!
参考:ダイアモンドオンライン 発達障害の人に向く職業、向かない職業は何か
これはほんの一例です。ASDとADHDを併発している場合やこの法則に当てはまらない人もいます。
苦手とされている仕事も、上手く対処してできる方もいらっしゃいます。
ここまでで、発達障害であるがゆえに苦手な仕事もあるということでしたが、ここからは私自身の仕事のエピソードについてご紹介したいと思います!
この中には自閉症スペクトラムであると、分からずについてしまった仕事もあれば診断されてから就いた仕事もあります。
発達障害であるゆえに難しいと感じた点、良かったと感じた点、そしてその仕事のオススメ度を星5段階評価にしてみました!
私が経験した仕事の数々
- 食品工場
- ガソリンスタンド
- ガスの検針
- コンビニエンスストア
- 清掃業
- アパート清掃業
- ファミリーレストラン
- (番外) 単発の派遣バイト
※自慢ではないですが、どれも半年未満しか続いていません…。
食品工場
- 単純作業で、考えなくても動けるので仕事内容はやりやすい。
- 会社のマニュアル(工場に入る手順など)が視覚化されていた。
- 衛生服に身を包んでいるため、何だか安心感がある。
私の入った工場は、割と大手でしたし、食品を扱う、ということもあり、ルールが明確化されていて清潔感もありました。
- 流れ作業なので、自分が遅いとみんなに迷惑をかける、というプレッシャーがある。
- トイレに行くタイミングが難しい。
- 身体的疲労がかなり大きい。
- おばちゃんたちの人間関係が出来上がっている。
私の場合、あまりに身体的疲労が大きく、一日働いたら、一日寝たきりくらいの疲労だったので、仕事内容は良かったのですが、続けられませんでした。
- 単純作業なので、難しい作業が入ってこなければできる。
- 基本話さなくていい。黙々とできる。
- 職場環境の良し悪しで、運が良く?良い職場に入れたら居心地も悪くないかも。
ガソリンスタンド
- ガソリンの値引きがあった。
わたしが働いていたのは、大手のセルフスタンドで、フロント(内)とアテンド(外)のうち、フロントの方でした。
外は大変で中は楽、と思うかもしれませんが、実際は外作業も多かったです。
- 電話応対がある。
- マニュアルが無く、見て覚えろ、聞いて覚えろスタイル。
- クルマという高額なものを扱うので、安全面での注意力が必要。
- 営業(売り込み)があるので、コミュニケーション能力が必要。
- 優先順位を決める能力が必要。
- 声が小さいと怒られる。
わたしは、この仕事をして発達障害を疑い、病院にいきました。
今思うと合わない仕事だったのですぐに辞めればよかったのですが・・・
「苦手を克服するぞ!」という考えで続けてしまい、
精神がやられて辞めることになりました。
- マルチタスクであるため、失敗の連続。。。
- 「車が大好き、営業職も大丈夫。」という人にはいいかも。
- 危険物乙四資格があるなら、深夜のボタン押しはいいかも?!
- 働く会社によっても業務内容が違いますが、お客として行ってみて”売り込み”をしているようなお店は危険だと思います…。
ガスの検針
- 仕事中は一人なので、同僚との雑談が必要ない。
- 仕事のスケジュールを自分で決められる
- 単純作業。
会社によっても違うかも知れませんが、
給料は時給ではなく、1件単位の支払いでした。
そのため、希望件数によって、融通をきかせられるのは良いと思いました。
- 一人作業なので、問題が起きたら聞ける人は近くにいない。その場の処理能力が求められる。
- 運転して現場に向かう必要があるので、車の運転が苦手だと大変。(自転車の地域もあるかもしれません。)
- 外で長時間作業する、体力が必要。
- 料金未払い者への対応が大変。
私が働いた会社は、料金未払いの人の対応があり、払ってないのを払えと言ったり、
未払いが続けばガスを止めてこないといけなかったので、精神的にそれが一番辛かったです。
みんなちゃんと払って…。忘れてたとかだったら仕方ないけど…。
- かなり体力に自信のある人だったらいいかも。
- 運転や、地図にある程度強くないと苦労します。
コンビニエンスストア
コンビニは数ヶ月しかやらなかったので、初心者マークのまま辞めてしまいましたが、
早朝と午後の時間帯を経験しました。
- たまーに廃棄のものが食べられる
- 夏は涼しく、冬は暖かい
- とにかくマルチタスク。
- 扱う商品が多いので、少ない経験でも習得する対応力(一発で覚えること)が必要。
- 忙しい人が来る所なので素早さが不可欠。
- 2つ、3つ先の配慮が必要。例えば、弁当なら当たり前に箸つける?、温めるか?、一緒に買った物と一緒にいれていいか?etc…
- レジは自動精算では無いので、お金の扱いが慣れておく必要がある。
- 短期的な記憶力が必須。例えば、フライもの、タバコ、コーヒーなど、複数を同時に言われたりする。
裏側を知ってから、確かに「コンビニで働けたらどこでも働ける」と思いました。
素早く要求にこたえる。いろんな所に気を配る。などなど・・・
当たり前のようにこなしていますが、幾つもの仕事を同時にこなしています。
わたしは全コンビニ業務の4割も覚えなかったと思いますが、
コンビニは”なんでも屋”なのでいろいろ出来る人じゃないと、務まらないんですね。
いつもと同じじゃつまらない、新しい物が好きな方や
難解なミッションをこなしていくようなスリル?が好きな方には良いかも知れません。
- 暇が無い。「暇になるのが耐えられない、忙しいほうが良い!」という人には天職。
- 人不足の業界なので、応募したらすぐに採用してくれると思いますが、少人数体制なのでフォローがあまりしてもらえない。でも自分の力試しに⁈いいかも。
清掃業(パート)
- 一人でできる。接客もない。
- キレイにする、というのは終わった後の達成感があって気持ちいい。
- 意外と人に感謝される。
清掃といってもいろいろありますが、わたしがしたのはお役所の清掃でした。
8:00から職員が出勤なので、朝は7:00からと早めでしたが、その分終わるのも早めです。
残業も絶対にないのでそこは安心でした。
- どこまでキレイにしたらいいかが最初は分からない。
- 人が行き来するところを掃除するので、人に気を遣う。
よくいわれる掃除の難しさの一つに、
「どこまでキレイにするかの基準が人によって違う」というものがあります。
私の場合、この仕事の後に就いたアパートの清掃の時に
その点が大きく問題になったので、その清掃の仕事がどの程度の清掃の質を求めるのかに
よって仕事の大変さが決まると思います。
- その仕事内容にもよるが、多くを要求されない仕事であれば、マイペースにできる。
- 使う道具と手順を教えてもらえたらその通りにやればいい。
アパート清掃業(委託)
- 一か月ごとの期限までの間、自分の好きな日に、好きな時間で仕事ができる。体調や個人的な予定に合わせて予定を組める。
- 出来高制なので、自分が速く仕事を出来ればそれで終了。もちろん残業もない。
上記、清掃業(パート)と大きく違うのは、“委託業務で時間の縛りがない”という点です。
一棟完了ごとに報酬が支払われるという方式でした。
- 夏が地獄。とにかく暑い上に、雑草が猛威を振るう。
- 時給ではないので、どれだけ時間がかかっても同じ報酬。仕事の質と時間のバランスが難しい。
- 雇用という形ではないので、教育やフォローは適当だった。報告や連絡の能力が必要。
この仕事で感じたのは、雇われる方式の雇用関係と、委託業務では、(当たり前ですが)
「委託のほうが責任が重くなる。」ということです。
仕事中は独りで自由に仕事ができて、誰にも干渉されないのが魅力なのですが、
その分仕事に対して、一定の責任が伴うので楽な仕事ではないです。
- ある程度、会社の要求を満たしつつ、見た目キレイに掃除できるならとてもいい仕事だと思います。(もちろんちゃんと!だけど要領よく…)
- 細かい所まで気になっちゃう、適当にやるのが許せない!完璧主義傾向の人には不向き。(わたしがこれでした…汗)
- 計画性を持って自分で工夫しながら、自由にやりたいという人にはオススメです。
ファミリーレストラン
- 大手だったので福利厚生がしっかりしていた(毎月割引券配布など)
- 時々本社の監査が入ってチェックが入れられる
ファミレスも種類がいろいろありますが、わたしが働いたのは有名なグループのお店だったので、形としてしっかりしていてさすが大手だよなと思いました。
半年経てば自動で有給日数が計算される、などシステム管理がされています。
- マルチタスク。複数の仕事を同時に進行し、その最中にも別の指示が飛んでくるといった具合。
- 複数の仕事があったときに、優先順位を定めてこなす能力が必要。
- とにかくスピード命。
私が担当したのは、キッチンと開店前清掃でした。
開店前清掃は、独りで時間内に終わらせるのでまだ良かったのですが、
キッチンは戦場ですね・・・。
まだ、そこのお店がバイキング形式で、
オーダーによって調理する方式ではなかったのですが
それでもハードでした。
コンビニよりましだけどそれに近いくらいの仕事です。
- キッチンであれば接客がないので、コンビニよりは難易度低め
- 料理好きで、マルチタスクある程度できるなら楽しいかも!
(番外) 単発の派遣バイト
- 短期間、一日単位なのでとにかく気が楽。責任が少ない。
- ちょっとくらいできなくても、初心者だから許される。
- この仕事は自分に合っているのか?自分探しに役立つ。
- 派遣会社によっては、自力で職場までたどりつき、駐車場を探し、入口を人に尋ねるといったことが必要。
- 仕事内容の詳細が現地に行って初めて分かる。
- 仕事をしたい日に必ず希望通りの仕事ができるとは限らない。急にこの日は仕事が無くなったということもしばしば。
派遣の会社もいろいろあります。
仕事場所まで同伴したり、送迎してくれるような会社もあれば、
メールで住所や詳細の説明が送られてきて、自力で向かう型の会社もあります。
派遣の良さはとにかく責任が少ないことです。
一度すごく怒られたこともありますが・・・
もちろん業務に支障がでる失敗をしたら怒られるのは当たり前です(泣)。
でも、一日単位で希望が出せるので、一度自分にはここは合わないと思ったら
希望しないということが可能なことも。
アルバイトと違って日にち単位で勤務出来るので、まず、自分が
「ライン作業に向いているのか?ピッキングに向いているのか?」
確かめるために一日働いてみるといったこともできます。
- 気楽に仕事ができる。
- 自分に合った仕事を見極めるのに役立つ。
- 派遣会社によって、フォローが手厚かったり、そうでなかったりするので注意。
仕事ができない私の現在
わたしは高校卒業後、やりたいことがあったため
正社員にはならず、アルバイトをしばらくすることに決めていたので
いろいろなアルバイトを転々としました。
発達障害に気づいたのは、“アルバイトをしてから” だったので
正社員にならなくて良かったのかなと思っています。
発達障害と気づく前は、
自分の人付き合いの苦手さ、内気さを克服するために、
「わざと接客業についた方が良い」という考えだったからです。
ただの内気さであれば、良かったのかもしれませんが
発達障害は簡単に克服できるものではなく、
結局は二次障害を発症してしまいました。
それで私の現在の仕事は、仕事探しです…(笑)
生活は、障害年金のおかげでなんとか出来ている状況です。
障害者雇用も考えましたが、
障害者は身体・知的・精神に分かれているために
「発達障害」は、中途半端で、まだ理解や認知にはほど遠いと感じ諦めました。
それで、自分の身の丈にあった仕事ができないか、模索中です・・・。
まとめ
今までの経験は、
自分を知る良い機会だったのでどれも無駄ではないと感じています。
発達障害と上手く付き合う一番の方法は、
自分を知ることだからです。
仕事選びのときに考えたいのは、
その仕事で求められることが、自分の能力に見合っているか
苦手を克服したいときには、大きすぎるハードルを自分に課してはいけないことを
学びました。
仕事探しの進展があったときは、このブログ記事も更新したいと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました!
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