ウェクスラー成人知能検査ーwais-ⅲを受けてきた!パート①

発達障害について

こんにちは!フムフム(@Humuhumu)です。

今回は先日うけてきたwais-ⅲの検査について、まとめました。

 

こんな疑問にお答えします。

そもそも…ウェクスラー成人知能検査とは一体何?

waisとか、wiscとかの違いって?

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知能検査、ウェクスラー検査って何?

知能検査の種類は色々ある

知能検査と呼ばれる検査は、いくつかの種類がありますが、「ウェクスラー式知能検査」はそのうちの一つです。

ウェクスラー式知能検査は、日本だけでなく世界で行われている検査で、その名の通り、ウェクスラーという人が作った検査です。

発達障害とともに認知度もあがりましたが、

発達障害の診断だけでなく、高次脳機能障害や失語症の治療などにも用いられています。

幼児、児童、成人用の3種類

ウェクスラー式検査には、大きく分けて3種類あります。

成人用 : WAIS(ウェイス)

児童用 : WISC(ウィスク)

幼児用 : WPPSI(ウィピシー)

年齢に合わせて行う検査の種類が違います。

検査自体のバージョン(例:wais-→wais-)によっても対象年齢が異なるので、検査の時の年齢に応じて変わることがあります。

もし自分の受ける検査は何なのか、気になるなら聞いてみるのが良いと思います。

参考:心理学用語集: ウェクスラー式知能検査

 

発達障害は知能検査で診断される?

知能検査によって診断できるわけではない

”発達障害用の検査”というものは実は、ありません。

同じ発達障害でも、人それぞれの障害の程度・個性がさまざまなので、

こういう結果がでれば、診断というハッキリした基準が設けにくいからです。

 

しかし、一般的にウェクスラー式知能検査が、発達障害の診断の材料にされます。

検査は診断材料になる

知能検査によって、分かることの一つはその人自身の凸凹(得意不得意)が何か?ということです。

発達障害の人に共通する特徴として、

「凸凹(得意不得意)の差が激しい」というものがあります。

それで、知能検査で凸凹が大きい場合に、”発達障害の疑いあり”となるわけです。

でも、病院によってはこの検査をして結果が出たとしても、診断まではしてくれない、もしくは、結果についての詳しい説明がない、という場合もあります。

私もそうでしたが、その時のことについてはこちらの記事を参考にして頂ければと思います。

 

発達障害に診断名は必要?!メリット・デメリット
発達障害かも?と思ったときに、診断をつけるかどうかはそういう人皆が直面する悩み。メリットとデメリットについて考えてみました。

実際に知能検査を受けてみて…

私が知能検査を受けた理由

私が受けたのは、wais-ⅲ(ウェイス・スリー)という検査です。

waisは、最新バージョンがⅣなのですが、

検査を受けた病院は、まだひとつ前の古いバージョンでした(笑)

私が今回検査をお願いした理由は、

”自分の現在の現状を知りたかった”からです。

実は、3年ほど前に別の病院で同じ検査を受けたのですがそこの病院では診断に至りませんでした。

そこの病院で検査を受けたときは、

「少しうつ状態にあるため、一部の検査結果が悪い結果になっている」

ということで、発達障害よりも、不安障害という見方で、実際の生活や仕事での困難に対する、具体的なアプローチが無かったため

納得がいかず、今の病院に病院を変えました。

それで、今回は

  • 数年の経過でうつ状態は無くなっているとしたら、今の状況での結果を知りたい。
  • 前の病院で受けた検査だったので、今の病院で検査結果を解説してもらいたい。

という理由で先生に検査をお願いし、予約をいれてもらいました。

※2回目に受けるという場合、ある程度の期間を空ける必要があるそうなので、検査を受けられるかどうかは、かかりつけの先生に聞いてみる必要があります。

 

検査代(検査代のみ)は、保険適用に加えて、自立支援によって一割負担の450円でした。

通常の3割だと1350円になるのかと思います。

注意             検査代は病院によって異なります!!



項目ごとの受けた手ごたえ

検査は早い人で2時間半、平均で3時間ほどかかると言われました。半日がかりです。

検査は、心理士の人によって行われますので、

検査が実施できる日が決まっていて、空き状況によっては何か月待ちにもなります…。

検査は、その扱う心理士の人によって

やる順番も、出題問題も若干変わってきます

 

項目ごとの手ごたえは、このような感じでした。

単語

紙に熟語が書かれていて、その意味が分かれば答えてください。と言われます

最初は「冬」とか、普段耳にする単語ばかりですが、

段々難しくなって、見たことない漢字もいっぱいありました。

曖昧な答えだと「もう少し詳しく説明できますか?」と言われました。

つっかえながら、でも、分かる単語は何とか説明しました。

 

類似

 

例えば、「黄色と赤の共通点は何ですか?」と聞かれるので「色であること」などと答えれば良いという問題です。

これも最初はパッと分かるなのに、どんどん難しくなります。

かなり頭をひねる問題もあって、脳トレみたいです。

 

算数

 

小学校の時に出てきたような、「リンゴが10個あります。これを2人で分けると何個ずつですか?」

というような文章問題を頭の中で計算して答えます。

これは、聞き取れなかったり、計算中に問題を忘れてしまったら聞き直しが可能でした。

 

暗算が苦手な私は、ここでエネルギーをかなり使ってしまい、分からなかったら、早めに「分からないです」、

と諦めれば良かったかななんて思いました…

 

数唱

 

心理士さんがいう数字を、そのままの順番で繰り返して言うというものです。

 

3ケタくらいから始まって、6ケタくらいまで出題されましたが、4、5ケタで私はギブアップ。

それで終わりと思いきや、「私が言った数字を逆から言ってください」というのもやります。

 

さらに、「私が言った数字を小さい順に並べて言ってください」というのもやります。

 

語音整列

 

上の数唱に、ひらがなが加わります。頭がパンクしそうになりました。

数字とひらがなを言われて、それを、あいうえお順、そして小さい数字順に並べます。

 

例:(ま、3、ち、6、9)→ (ち、ま、3、6、9)

言われたそばから忘れていって、

こんな響きだったかな?ととりあえず言ってみたりしましたが、たぶん間違っていたと思います。記憶力はかなり悪いです…。

知識

「○○幕府を開いた人は?」とか「○○の首都はどこ?」とか社会・歴史・地理系の問題などが出題されます。

学生時代の授業で習ったような気はするのですが、

テストが終わると、全部忘れるタイプなので思い出せない!

でも分からなければ分からないと、すぐに判断できたので疲れ的には、消耗しなかったように感じます。

理解

一般の社会常識的なことを聞かれます。

「○○法という法律があるのはなぜでしょうか?」などの問題です。

普段使わない脳みそをひねってみても、分からないものはわからない!(笑)

そんなこと普段考えない、という問題ばかり…。

絵画完成

「この絵にはある大切なものがひとつ欠けています。それを答えてください」という問題です。

例えば、水道があるのに蛇口のひねるところがなかったら、使えないからおかしいとか、そんな要領です。

※画像はイメージです!

 

おかしい、とか、不自然だ、と感じるところを答えればいいので、だいたい答えられたかな?と思います。

符号

 

これは、紙に書く問題です。

見本にいろんな記号が書かれているので、

その見本を見ながら、指定された番号に対応する記号を書いていきます。

時間制限があるので、できるだけ速く、正確に書いてくださいと言われます。

そんなに速くはできませんでしたが、これは、楽しかったです。

積木模様

四角いキューブ状の積み木?を使って

見本と同じものを作ってください。と言われます。

これも時間は速くはないですが、最終的に同じものを作ることはできました。

行列推理

 

紙にかかれた問題を見せられて、4択の中から選びます。

法則性を見つけて、空白に入ると思われる回答を選ぶのですが、選択肢があるのでこれも、解きやすかったです。

絵画配列

文字が書かれていない、絵のカードが何枚か並べられて、それを並び変えると一つのストーリーになるようにしてください。といわれます。

簡単そうに思えるのですが、論理的に考えることと、推理する力が試されている感じです。

 

これは、わたしは苦手で…。

不思議なストーリーが出来上がっていました…。

記号探し

これも書く問題でした。

見本となる一つの記号があり、その見本と同じものがあるか、選択肢の中から探します。

あれば〇無ければ✘をした気がします…。

これも、できるだけ速くということでしたが、

こちらは最後までできました。

組合せ

紙のパズルみたいな感じです。

出来上がると何かの形になります。

これは、最後の問題が難しくて、なにが出来るのかも見当がつかず、かなり時間が経ってしまったため、

「じつは○○ができるんですが、そう言われたらできますか?」と言ってくれたので、なんとかできました(汗)。

終わってみての感想

検査自体は、経験していたので雰囲気は分かっていましたが、それでも結構疲れました

一度ですべて出来ず、2度に分けてやる人もいるというのも納得です。

3年経っていたので、検査のイメージはついたのですが

答えは全く忘れていたので、結果は正確に出たんじゃないかな?と思います。

 

前回の記憶で答えが分かってしまったら、

検査する意味が無くなってしまいますからね。

答えは思い出せなかったのですが、

「これ、前回もできなかった気がする」という記憶は残っていて、やはり同じところでつまづいていると、感じました。

一度受けた知能検査の結果は、生涯のうちでで変化するということは少ないという意見も真実かもしれない、と思いました。

初めて受けるという方は、学校の試験のように予め勉強したりせず、気を楽にして受けるのが正確な結果を出すコツだと思います。

ただ、まだ結果が出ていないので、結果を楽しみに待ちたいと思います。

結果が出次第、また記事に書きたいと思いますのでお楽しみに!

 

最後までありがとうございました!

 

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